今年は来年6月21日予定の第22回演奏会に向けて練習している曲の中から、 誰もがよく知っているイタリアの歌を合唱曲に編曲した「帰れソレントヘ」と「女心の唄」(編曲 名田綾子)の2曲を演奏しました。
イタリアが生んだ名曲「帰れソレントへ」(1902年)はイタリアのソレントに捧げられた代表的なナポリ民謡(カンツォーネ)のひとつです。歌からは、修道院や古い石造りの建物、美しい海を臨む急斜面に建つ街並み、オレンジの樹が並ぶ風景が見えてきます。名田さんの編曲では、出だしを少しジャズっぽく歌います。
「女心の唄」(1851年)は、ヴェルディの全3幕からなるオペラ「リゴレットRegoletto」の第3幕で、マンドヴァ男爵が女心の軽薄さを歌ったアリアです。名田さんの編曲では、女声パートと男声パートが交互に歌うので、それぞれの思いは如何に。
演奏終了後、日本合唱指揮者協会の会員で兵庫教育大学大学院准教授でもある野本立人(たつひと)先生から、”「帰れソレントへ」の名田さんのアレンジ、面白いですね。原曲とは少し違うニュアンス。でもそれをよく歌いこなされています。若干男声の数が少なめですがよくまとまっています。女声、特にソプラノは声がよくそろってきれいです。「女心の唄」は「リゴレット」の名曲ですね。意図が明確に伝わる演奏でした”、などの講評を頂きました。
歌にご興味のある方、来年6月の演奏会に向けて一緒に練習を始めませんか。(事務局長 香田)